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『ちゅうぶらりんの秋の空』君の気持ちはもう届かないんだと伝える勇気がないからちゅうぶらりんの秋の空いずれ迎える残酷な結末を想像して嘆く 後悔する大嫌いな自分の笑顔深海に落ちていく光を失っていく枯れてしまった涙がもう一度補充されてさよならまで…

『流浪する』そんなにうすっぺらい感情でひらひらと彷徨うのならたぶん僕は何処にでも流されていく希薄なとても希薄なこの心の行く先へ風が流れていくいや むしろ風が流れるほうへ僕が流されている

『ハッピーコロコロ』ハッピーな気分のときはハッピーなこと考えてるなのになんでハッピーじゃなくなったときにハッピーなこと考えられなくなるんだろそう言ったら呆れた顔したねいつだってハッピーでいるなんて無理なことなのと君は言うけどハッピーでいた…

『思い込み症候群』歩道を歩く犬は今日あったことを思い出しながらご主人には逆らわないほうが無難だなと悟る勝負に負けた犬は今日あったことを思い出しながらたぶんもう一度戦ったならたぶん勝つんだろうなと夢を見る小さくうなずいたなら要注意思い込み症…

『眠る』おめでとうと言うことに背中を押す力はないかもしれないけど一歩先を歩いているものとして今を生きろと言葉を託したそれはたぶん僕自身の想い何もできなかったことへの後悔を重ねた言葉最後の瞬間ばいばいって告げたらまた沈黙がやってくるひととき…

『ただの水滴』たぶんどこかで愛が詰まった箱を落としてしまったいまごろ誰かが中を開けて僕が貯めこんだ愛を浪費しちゃってたりするんだろうドジな僕の精一杯だった僕の精一杯を君にあげようと思ってた足りないよってつぶやく君を見てなんだか悲しくなった…

『二重否定の強い意志』人生を共に暮らさない理由が見つからなかったと力強く答えた彼の言葉が突き刺さった胸が痛み出す人生を共に暮らしたいだから理由を探してたと力ない答えを見つけてた僕の意思はたぶんまだ弱い数年後の僕は何処で誰といる?自分に問い…

『春から秋へ』この感情を例えるならば秋に吹く切ない風ではなく春に吹く優しい風最初に見せた気持ちはゆっくりと転がるように今に至る知れば知るほど秋に近づいてしまうことを恐れた僕だから切なさを知らないままでこのまま秋を越えていける知れば知るほど…

『悲しいキス』誓いの言葉をキスの嵐で打ち消したそして涙した君の本音を聞かせて僕の顔はたぶん涙で歪んでるんだろう心をまっすぐに見れないから涙で歪ませているんだろうキスは幸せなものだと思ってたのにこんなにもせつないこんなにも苦しい助けてとつぶ…

『自分の大きさ』空に飛び出したのはいいが飛び出してみてはじめて空の大きさを思い知った太平洋を横断した人がいた飛び出してみてはじめて海の大きさを思い知ってそれでも前に進み続ける強さがあったからの偉業だろうどこへゆくにしても自分の小ささは目の…

『ワルツ』なんでもない空間が彩りを増す世界でワルツを踊っていた意図して生まれてきた感情を「何もない」ということが洗い流すとき僕は人を信じることができるようになる上がり始める体温は沸騰寸前で落ち着いたよこのままゆっくりと蒸発して僕は純度を増…

『あの人』いつも見てた見てたものがあったそれはきっと僕にしかわからない魅力 とも呼べるべきものいつも見てた今はもう見れなくなったそれはきっと僕にしかわからない魅力 とも呼べるべきものだっただいたいのものは消えてから輝きを増していくものなんだ…

『進化』ひとつひとつバラバラの鎖はつながることでひとつの世界を形成するひとつひとつバラバラの僕はつながることなく輝けるものだと思っていた新しく目にした世界で輝く人たちに触れて次の目標を決めてゆくそれこそが進化果てない夢を追いかけるそれこそ…

『思い切る』嘆くことはないよ次の言葉へと続く道がきっと見つかるから嘆くことはないよあなたが歩いた道を誰かが探しているかもしれない目の前にあるスイッチそれが幸せへの照明をつけるものかどうかはわからないけどこのまま何もないならば押してしまう勇…

『思い切る』嘆くことはないよ次の言葉へと続く道がきっと見つかるから嘆くことはないよあなたが歩いた道を誰かが探しているかもしれない目の前にあるスイッチそれが幸せへの照明をつけるものかどうかはわからないけどこのまま何もないならば押してしまう勇…

『ストレス』自分で気づくときも自分では気づかないときもその悪魔はゆっくりと僕らに近づいてくる身体を蝕み心を蝕みすべてを食い尽くしてゆくそいつは人の入り乱れる空間でふっと現われる形ない物質ストレスという魔物食いつぶされそうなその瞬間に僕が見…

『未来を』心の距離がゼロになったならどれだけ離れていても何も怖いものなどないというのに君はそれでもいつも何かに怯えているんだ本当は何に怯えているのかもわかっている僕の曖昧な答えの前に何を信じていいかもわからない君にすがるべき藁にもならない…

『笑顔の花』笑顔の種が転がっている君との畑に足を踏み入れて水をやる僕のために笑顔が咲くように泣いてばかりいる君に笑顔の花をあげたいんだだから僕は水をやる笑顔の君を見た僕にも笑顔の花が咲くことを知っているから

『穴埋め』しっかりとした土台の上で心安らぐ時間を創るということそれは難題でそれが問題で土台はいつもぐらぐらと地震を起こす癖を持つ迷うな自分そう言い聞かせた日々がたぶんそれ自体迷ってた迷うな自分今 自分に言うことは消えた初心が道標になるという…

『忘れやすい僕を』胸に痞えていた言葉を吐き出したら涙が止まらなかったたぶん 怖かったんだ喉の奥から搾り出すように君を好きだと言ったたぶん 怖かったんだひとつひとつ壁を乗り越えた先にゴールがあるとまた思えるようになるまで大切なことを忘れやすい…

『一本の意味』複雑にもつれた紐をゆっくりとほどいていくように君への気持ちが一本になればいいと思ったほどいていく過程を楽しめる余裕を持ったままそれがベストであるとは思いながらたぶん簡単じゃない道のりに戸惑いを隠せはしないそして一番の問題は一…

『うそつきながら生きている』傷口が癒えていく感じじんじんと痛んでいた箇所がすぅっと消えていく感じたぶんこれまでに抱えたいろんな傷を隠しながら生きてきた僕らきっと自分に嘘をついて悲しい気持ちを置き去りにしてる強がる君の顔にうっすらと傷が見え…

『悪癖』同じことを繰り返して円を描くように前進するいつも同じ景色を見ている欠伸すら繰り返す過ちを犯したなら立ち止まる癖それがない僕は見えない糸につまづくばかり嬉しかったことをひとつだけ思い出そうそれが生きる糧になるなら僕はまだきっと大丈夫だ

『微笑みながら泣いていた』手のひらを重ねたときわずかな温もりが心まで届いた空のように広く海のように深い言葉なんていらない世界を創るあと一歩の距離で立ち止まったんだ二人は踏み込む勇気があったなら見えないガラスは砕け散りそこに新しい世界が広が…

『空白』僕は踊るように歌いながら君を求めた正確には君と作る時間の新鮮さを求めた容易に手に入る静かな日々に足りないものがあるとすればドライアイスを掴んだときの痛みのような非日常的光景さよならそう言えば終わる君とのすべてさよなら終わることなど…

『解決方法』それはどうしようもない場所にあって私たちを苦しめることを生業とする問題膨らんでいくのアナタが困った顔見せるたびに膨らんでいくの私が呆れた顔見せるたびに逃げ道は皆無見飽きた景色なのに見えない壁で進めない乗り越えなさいということね…

『意地悪』明日降る雨が今日の涙なら見たこともない色した夕日の向こう側の晴れ間がこうも美しく見えるのも納得のいくことなのでしょう帰り道笑ってたその思い出は綺麗その情景が綺麗別れ際満足してしまった僕の時計は止まって君だけが霧へと消えた頬を濡ら…

『困惑』かけがえのない時間がそこにあるのだとしたら僕は虫取り網でも手にとって必死で捕まえようともがく何もなければよかったのだ僕らを惑わすものは期待何もなければよかったのだ幻惑の海で思うこともう2度と繰り返さないという信頼のできない自粛漂って…

『オブラートを噛む』そのとき僕が欲しかった言葉は君があらかじめ用意していた差し障りのない言葉じゃない生の心の言葉だけオブラートの味がした言いようのない食感で僕の心に蔓延した違和感だけでも心のどこかで臆病な君を愛したいとさえ思っていた

『栽培』熱のこもる部屋で次の一歩の芽が生まれる瞬間に立ち会えたのが喜ぶべきこととても熱い液体のなかで生まれたこの星その中の冷めた一室で生まれた私という存在熱さの中で生まれるものを知らなさ過ぎたんだ私たちはだから喜ぶ芽が消えないように心を育…